情報セキュリティスペシャリストの女性SE成子

企業業秘密って、会社を辞めたあとも漏らしてはいけないと聞きますが、そうは言ってもそれほど重要ではないのでは?他社からしたら、そんなこと当たり前だよ。と言われちゃうレベルなんでは?


会社を辞めたあとというか、死んでも漏らしてはいけないというのが一般的かな。
就業規則で明記されていない場合でも、日本人のサムライ魂として、お世話になった企業の機密情報は天国まで持っていくという美学が流れているかな。
大した情報ではないのもあれば、そうでないのもある。優良顧客リストなどは大事だね。

1.営業秘密となる要件
企業における営業秘密が漏えいすると、企業の存続をも揺るがしかねない事態になる。
そこで、不正競争防止法にて、営業秘密を保護する法律が作られた。
ただし、何もかもが営業秘密ではない。その要件は「秘匿性」「有用性」「非公知性」である。
過去問では、「不正競争防止法において,営業秘密となる要件は,“秘密として管理されていること”,“事業活動に有用な技術上又は営業上の情報であること”「公然と知られていないこと」(H21春AP午前78を編集)と述べられている。

一方、課題として、情報漏えいしてしまうと、さらに被害が広がる恐れから、泣き寝入りせざるを得ない状況でもあるようだ。以下は引用。
刑事裁判手続において審理が公開されることにより、営業秘密の内容が公にされてしまうおそれが存在することから、侵害された情報の価値が高いものであればあるほど、被害にあった企業が告訴を行うことを躊躇してしまうという事態が発生している。
(出典:「営業秘密に係る刑事的措置の見直しの方向性について」平成21年2月 産業構造審議会知的財産政策部会 技術情報の保護等の在り方に関する小委員会)

2.ドメイン名の不正取得
また、不正競争防止法の第二条では、「不正競争」がどんな行為かが定義されています。
その12項目に、以下があります。
不正の利益を得る目的で、又は他人に損害を加える目的で、他人の特定商品等表示(人の業務に係る氏名、商号、商標、標章その他の商品又は役務を表示するものをいう。)と同一若しくは類似のドメイン名を使用する権利を取得し、若しくは保有し、又はそのドメイン名を使用する行為