まず、「鍵」がつく言葉には①秘密鍵、②共通鍵、③公開鍵の3つがある。
この中で「暗号方式」となるのは、②の共通鍵暗号方式と③の公開鍵暗号方式の2つだ。
②の共通鍵暗号方式で使用する鍵が①の秘密鍵であり、③の公開鍵暗号方式で使用する鍵が①秘密鍵と③公開鍵である。
以下に整理する。
方式共通鍵暗号方式公開鍵暗号方式
使用する鍵秘密鍵秘密鍵
公開鍵
共通鍵暗号方式は、暗号化する鍵と復号する鍵が同じ(共通)だから「共通」鍵と言われる。

では、どちらのほうが鍵が少ないか。
過去問では、「公開鍵暗号方式によって、n人が相互に暗号を使って通信する場合、異なる鍵は全体で幾つ必要になるか。ここで、公開鍵、秘密鍵をそれぞれ一つと数える(H21AP春午前問39)」という問いがある。この問題を共通鍵暗号方式と公開鍵暗号方式の2パターンで考えてほしい。
これは、数学の問題であるが、じっくり考えて答えてほしい。

たとえば、n=3とすると、以下のようになる。
共通鍵と公開鍵_情報セキュリティスペシャリスト試験
答えは、
共通鍵暗号方式 n(n-1)/2
公開鍵暗号方式 2n
n=10とすると、45対20である。やはり、公開鍵暗号方式のほうが鍵の数が少なくて済む。