プロ野球ダイジェスト(プロ野球ニース)の特徴を言え
 ※ハッシュ関数を意識して
ダイジェストの放送時間は決まっている
試合がどんなに長くても、短くても、ダイジェストの放送時間は(だいたい)決まっている。
放送時間の枠があるので、たとえば、1試合あたり1分とか2分とか。

同じ試合のダイジェストは同じ
プロ野球ファンの人は、好みの球団が勝つと、プロ野球ニースをハシゴする人がいる。しかし、その内容は各局でほとんど同じだ。同じ試合からできるダイジェスト版は(ほぼ)同じである。

ダイジェストから本当の試合は見れない
ダイジェストで放送されなかったシーンなどを知りたい人もいるだろう。でも、それは絶対に不可能だ。本当の試合からダイジェスト版は作れるが、ダイジェスト版から本当の試合を作ることはできない。
ハッシュ関数_情報セキュリティスペシャリスト試験
ハッシュ関数は、ハッシュ値(メッセージダイジェスト)を作成するもので、プロ野球のダイジェスト版が短時間での内容であるのと同様に、メッセージダイジェストは文書の短編版です。

特徴は以下だ。上記のプロ野球のダイジェスト版と特徴が似ているのが分かる。
 どんな長さのデータも必ず固定長になる
 同じメッセージからは同じハッシュ値が出力される
 ハッシュ値から元のメッセージを求めることはほぼ不可能
この3つ目の特徴から、暗号としての機能を持つ。

過去問(H24春AP午前)を見ましょう。
問38 ディジタル署名などに用いるハッシュ関数の特徴はどれか。
ア 同じメッセージダイジェストを出力する異なる二つのメッセージが,容易に求められる。
イ メッセージが異なっていても,メッセージダイジェストは同じである。
ウ メッセージダイジェストからメッセージを復元することは困難である。
エ メッセージダイジェストの長さはメッセージの長さによって異なる。
先ほどの特徴を理解していれば、簡単だったことでしょう。正解はウです。アは、メッセージダイジェストからメッセージを求めるのはほぼ不可能です。イはメッセージが異なれば、メッセージダイジェストも異なります。エは、メッセージダイジェストの長さは、常に同じです。

もう一問、以下の問題を解こう。
セキュアハッシュ関数SHA-256を用いて、32ビット、256ビット、2048ビットの三つの長さのメッセージからハッシュ値を求めたとき、それぞれのメッセージのハッシュ値の長さはどれか(H22SC春午前Ⅱ問1)
答えは当然ながら全て256ビットである。