情報セキュリティスペシャリスト試験を目指す女性SE 
公開鍵暗号方式という優れた方式があるなら、もう共通鍵暗号方式は不要では?
下のようなイメージです。
公開鍵暗号であれば、鍵の数は少ないし、本人のみが見ることができます。



以下は、成子がイメージする公開鍵暗号による安全な暗号化通信
メールの暗号_情報セキュリティスペシャリスト試験
鍵の管理が大変な共通かぎ暗号方式のデメリットを解消する公開鍵暗号方式であるが、インターネットの世界ではとてもよく使われている。
しかし、デメリットとして共通鍵と比べて数百倍の時間がかかるといわれています。
そこで、両者の長所を組み合わせるハイブリッド方式が使われます。

具体的には以下です。
①鍵の受け渡し→公開鍵暗号方式
 暗号化通信をするための共通鍵を交換するのに、公開鍵暗号方式を使います。公開鍵暗号方式を使えば、鍵を安全に相手に送ることができます。

②暗号化通信→共通鍵暗号方式
 実際にデータを暗号化して通信をする部分では、共通鍵暗号方式を使います。その方が各段に高速だからです。

たとえば、メールを暗号化する仕組みであるS/MIMEもハイブリッド暗号方式です。詳しくは以下を確認ください。
http://sc.seeeko.com/archives/3809419.html

■過去問(H28秋AP午前)を解いてましょう。
問42 OpenPGPやS/MIMEにおいて用いられるハイブリッド暗号方式の特徴はどれか。
ア 暗号通信方式としてIPsecとTLSを選択可能にすることによって利用者の利便性を高める。
イ 公開鍵暗号方式と共通鍵暗号方式を組み合わせることによって鍵管理コストと処理性能の両立を図る。
ウ 複数の異なる共通鍵暗号方式を組み合わせることによって処理性能を高める。
エ 複数の異なる公開鍵暗号方式を組み合わせることによって安全性を高める。





ハイブリッドの特徴は、公開鍵暗号方式と共通鍵暗号方式を組み合わせることです。ウやエのように、1つの方式ではありません。
正解:ウ