平成23年,刑法に不正指令電磁的記録に関する罪(いわゆるコンピュータ・ウイルスに関する罪)が新設されました。これは、「正当な理由がないのに,人の電子計算機における実行の用に供する目的で,次に掲げる電磁的記録その他の記録を作成し,又は提供した者は,3年以下の懲役又は50万円以下の罰金に処する。」というものです。

過去問(H27春FE午前)を見てみましょう。
問79 刑法における,いわゆるコンピュータウイルスに関する罪となるものはどれか。
ア ウイルス対策ソフトの開発,試験のために,新しいウイルスを作成した。
イ 自分に送られてきたウイルスに感染した電子メールを,それとは知らずに他者に転送した。
ウ 自分に送られてきたウイルスを発見し,ウイルスであることを明示してウイルス対策組織へ提供した。
エ 他人が作成したウイルスを発見し,後日これを第三者のコンピュータで動作させる目的で保管した。
ア、ウ:「正当な理由がない」わけではありません。
イ:「それとは知らずに」とありますから、この法律にある「目的」とは違います。
エ:正解選択肢です。