公開鍵暗号方式は、共通鍵暗号方式に比べ、利用する鍵の数が少なくなります。たとえば、以下ののように、AからFの6人が相互に通信する場合を考えます。通信のペアは全部で15組ありますから、共通鍵暗号方式の場合は、15個の鍵が必要です。一方、公開鍵暗号方式の場合は、6人がそれぞれ持つ2つの鍵(公開鍵と秘密鍵)だけを使いますので、鍵の数は12個だけです。
鍵管理
この数は、通信相手が多くなると、共通鍵の場合はさらに増えます。たとえば、100人と通信する場合、必要な鍵の数は4950個で、公開鍵暗号方式の場合は、わずか200個です。いので、鍵の受け渡しなどの鍵管理が行いやすくなります。

鍵の数の計算式は以下です。
①共通鍵暗号方式 n(n-1)/2
 全部でn人いますから,それぞれが(n-1)人と通信をします。この組み合わせの数は,n(n-1)/2です。組み合わせごとに鍵が必要ですから,全部でn(n-1)/2になります。
②公開鍵暗号方式 2n
 各人が秘密鍵と共通鍵の2つずつの鍵を持ちます。全部でn人ですから,鍵の数は合計2nになります。