コンピュータに悪さをするものとして、皆さんにとっては、ウイルスという言葉がなじみ深いことでしょう。
TVのニュースでも、「コンピュータウイルス」という言葉をよく耳にします。
それ以外にも、マルウェア、ワームだったり、スパイウェアなど、色々な言葉を耳にします。ここでは、特にウイルスの言葉について解説します。
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マンガでも説明しましたが、ウイルスと細菌が別ものなのと同様に、コンピュータの世界でも、その挙動によって、ウイルスだったり、ワームだったり、スパイウェアなどと、言葉が分かれています。
マンガで紹介したウイルスやワーム以外には、トロイの木馬というものがあります。
トロイの木馬は、ギリシャ神話に由来します。木馬の中に兵士が入って敵地に侵入して戦争に勝利するのです。コンピュータにおけるトロイの木馬も、一見するとただのファイルですが、実は不正なプログラムというものです。
これ以外にも、スパイウェア、ボット、あとで紹介するランサムウェア、アドウェアなど、たくさんの種類があります。
このように、悪意のあるウイルスなどの種類が増えてきましたし、それらの仕組みが多様化して線引きが難しくなってきました。そこで、IPA(情報処理推進機構)などを中心に、ウイルスではなくマルウェアという言葉を使うようになっています。
以下も参照ください。
http://sc.seeeko.com/archives/cat_125413.html