



女性タレントさんが、SNSのパスワードを推測されて不正にログインをされました。
この行為者は、不正アクセス禁止法によって、逮捕されました。不正アクセス禁止法とは、権限をもたない者が、他人のアカウント情報を乗っ取るなどして、ネットワーク経由で不正にアクセスする行為を禁止する法律です。
この法律の対象は、以下に限られます。
①アクセス制御がされているコンピュータに対しての行為である場合
②ネットワークを通じてアクセスした場合。
ですから、②に関して、ネットワークに接続されていないスタンドアロンのPCに対して、直接ハッキング行為をするのは、この法律における「不正アクセス」ではありません。
また、アカウントを乗っ取ってログインする以外にも、セキュリティホールを突いてアクセス機能を突破して侵入うする行為も禁止されています。
①に関しては、逆の見方をすると、アクセス制御をせずにサーバに情報を置いていた場合、万が一見られたとしても、罪を問えません。中学校にて、先生が生徒の成績情報を教室に置き忘れた事件がありました。何人かの生徒がこの内容を見たようですが、生徒に見られないように管理しなかった先生側にも当然ながら落ち度があると言わざるを得ません。